鍾馗さんの風貌と意味合いについて
鍾馗さんは屋根にありますが置き方には決まりがあります。
お向かいに鬼瓦がある場合、正面へ向かい合うように据えることが必要です。
しかし、お向かいにもうすでに乗っかっているケースではお互いに睨み合いっことなりますので、それぞれの目線をはずして据えることもあります。
睨み合いっこを笑い飛ばすというジョークを交えた意味で、代わりとしてお多福さんを乗せるケースが見られます。
どの方法でも角を立てることなく、円滑な人間関係を保つためにはからいを持っています。
他の例では家の鬼門に置くことがありますし、お隣の家との関係で方角の良くない場所にあげることもありますが、災い封じの意味合いも兼ねています。
鍾馗さんは基本的に無言で何かに睨みをきかせている風貌です。
表情や姿は物によって千差万別ですが、人の気持ちは鍾馗さんに平穏を託しています。
無機質ではない何らかの温かみや伝統の技によって醸し出されている、高貴さが周りの者の心に平穏な憧れと懐かしさを与えると言われています。